私たちの酒造り
貴を販売するスタッフ
私たちの酒造り
貴を造るスタッフ 1
平松 裕大
2016年入社
現在、永山本家酒造場では商品管理業務を中心に、ここ1年ほどは営業も担当しています。もともと人と接したり話したりすることが好きだったので、営業の仕事はとても刺激になります。営業に携わるまでの2年間は、商品を販売するまでの準備を一括して担当していたので商品知識は一通り身についていましたが、やはりお客様と直接触れ合うと違った角度での意見を聞くことができ、新たな勉強になりますね。
レストランの
経験を生かした
勧め方を考えています。
僕は岡山県の出身で、前職は岡山のレストランでホールの仕事をしていました。洋食系レストランだったこともあり、ドリンクはワインが多く、料理とワインを合わせるペアリングの提案なども仕事の一つでした。仕事と趣味を兼ねてワイナリーを巡ることもあり、味だけではなくワインの奥深さにすっかりハマってしまい、食事とワインがお互いを引き立てあい調和がとれた関係「マリアージュ」という考え方を知ったのも前職での経験の中でした。その後、結婚を機に妻の出身地である山口県に移ることになり、移住後も外食産業での就職を考えていたのですが、永山本家酒造場の社長がワインに造詣が深く、「貴」の酒造りの考え方がワイン作りに通じるものを感じて、日本酒の業界に飛び込むことを決断しました。
山口の方にはもっと
色々なお酒の楽しみ方を
知ってほしいですね。
営業で回るのは主に山口県内なのですが、外の人間の目から見ると県民性というのか、酒の飲み方や選び方、食事との関係性など含めて、岡山とは違う山口らしさを感じることが多々あります。山口の方は堅実なタイプが多く、新しさよりもいつも通りのものを好まれる傾向があり、お酒の楽しみ方もやや保守的だなという印象があります。僕個人としては、もっと楽しんで欲しい!という思いが強く、レストラン時代に培った提案力を刺激されています。ワインを学んだときに覚えたマリアージュの素晴らしさは、日本酒、特に料理との相性がいい酒である「貴」ではその楽しみを存分に味わうことができるし、特別なシチュエーションでの展開や、普段の暮らしの中に彩りとしてある日本酒をもっと知って欲しいんです。
ワインでは「テロワール(土地・産地)」という言葉をとても大切にしますが、「貴」も産地にこだわった酒米を使い、米の旨みを十分に味わうことのできる酒を目指しています。それは僕らの誇りにもなりますね。
日本酒離れが進み、従来の酒の飲み方や提供の仕方は変わっていかなければいけないと考えています。若い僕らができることは微力かもしれませんが、他の酒造メーカーさんや酒屋さんなど様々な方とも繋がりながら、新しい切り口を発信するベースになっていきたいです。